なまら好きやねん北海道

都会生活にうんざりし、海外生活も経験した関西人が北海道の素晴らしさに感動しながら、その生活ぶりを紹介するブログ

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TPPについて思うこと

TPP参加の是非をめぐる議論が大詰めを迎えようとしている。

最初に断わっておくと、私はTPPについて特に詳しい訳でもないし、
仕事の関係で賛成派にも反対派にも属する必要もない。

だからここで書くことは、特別な知識を持たない単なる一人の
日本国民の率直な感想であることをご了承頂きたい。


TPPについては工業製品業界が参加を熱望し、農業団体は断固として
反対している。同じ日本国内でどうしてこのような違いが生まれたのか?

自動車や家電製品などのメーカーはこれまで、世界を相手に切磋琢磨し、
世界のマーケットでも十分に競争力のある製品を開発してきた。

プラザ合意以降、1USD=235円だったのが1日で20円近く下落し、
やがては80円台を割るほどの円高となっても、利益を出せるほど
企業の構造改革や労働の効率化を進めてきた。当然のことながら、
それに対応出来ない企業は淘汰され、対応出来た、力のある企業だけが
生き残った。

それに対して、農業業界はどうか?

色んな形で国に守られ、過保護にされてきた結果、異常なほどの超高率の
関税をかけないと、他国の生産物とは競争すら出来ないのが現状だ。

子供の教育を考えてもすぐに想像がつくと思うが、過保護に育てると
いうことにどれだけの弊害があるかについては疑いの余地がない。
甘やかして水や肥料を与えすぎた野菜は根が伸びずに大きく育たない
ことは農業関係者の方が良く分かっているはずだ。

荒波に揉まれて常に改革を続けてきた工業業界と、過保護に守られ、
昔ながらの非効率なやり方を固持してきた農業業界。
『かわいい子には旅をさせろ』ということわざがあるが、旅をして
たくましくなった工業業界と、箱入りで守られて、過保護にされなければ
生きていく力も失ってしまった農業業界は、まさにこのことわざの
意味するところの具体例だと思う。

改革すること、現状を変えることには大きな体力を必要とする。
また、多くの場合、改革には特定の人間の既得権の放棄を伴い、
何らかの既得権を持った人間が猛烈に反発する。


TVのニュースのインタビューなどで、最近農業は厳しくなったという話を
良く耳にする。しかし、それは、例えば、昔は同じやり方で年間2000万の
収入があったのが、今は1500万とか1000万になってしまった、だから厳しいと
いうような話に私には聞こえて仕方がない。ここで挙げた数字はいい加減なものだが、
私がここで言いたいのは、以前と同じやり方が通用しなくなったから、
厳しくなったとしか私には聞こえないということだ。

もちろん、個別には努力して変革をしている農家も存在することは事実だが、
ほとんどの農家はこの10年、20年、いや50年ほども同じような農業を
続けているものと思われる。

骨身を削り、リストラをして、円高に耐え、海外でも戦える競争力を付け、
TPP参加をチャンスととらえる工業業界と、同程度の努力を農業業界は
してきたのかというと、おそらくはその半分、いや10分の1もしてないのではないか?


米など一部の農産物にかけられている異常なまでの超高率の関税は
日本の食料自給率を守るためだなどという考え方は間違っている。

食料自給率を上げるためには過保護な政策ではなく、農協や流通を含めた
現在の日本の農業のやり方を根本から覆すほどの改革が必要だ。

以前にも書いたことがあるが、私は数シーズンに渡り、長野県の農家で
住み込みのアルバイトをしたことがあり、その農家もそうであったが、
小さな農地が7~8か所もバラバラにあちこちに点在していて非常に効率が悪い。
また、現代の科学の知識を取り入れているとは到底思えない、昔ながらの
やり方にも驚いた。さまざまな意思決定や重要な判断も、全てが勘や
あいまいな過去の記憶に基づくもので、ビジネスとして考えると大いに甘さが
感じられる。

さらに、世襲が基本になっていることも、農業の発展の大きな妨げに
なっていると思われる。

苦労して開墾し立ち上げた一代目とそれを見て育った二代目までは
まだしも、三代目にもなると、一代目のそういった苦労も知らず、
ただ親と同じことをしていれば同様の収入が得られて当然と考えて
しまうのではないか?

世襲の弊害については政界を見れば明らかで、プロ野球界でも、
親が有名選手でその子供も大活躍したという例を私は一つとして知らない。
また、三代目が会社を潰すとも良く言われる。

にもかかわらず、日本の農村では何代にも渡って世襲が続いていて、
法人の新規農業参入を阻止しようとする制度があったり、本当にやる気のある
個人がいても、よそ者には土地を売らないという昔ながらの排他的な考え方が
根付いていて、自らの地位を守ろうとしている。

では、我々、一般消費者の目から見ると、TPPはどうなのか?

私個人としてはTPPには参加すべきだと考えている。

海外に行っていつも感じるのは、食品の豊富さと安さ。

例えばこの写真。

Thai rice


ここに写っているのはタイのスーパーマーケットで売られていた
お米。5kgで109バーツ。当時のレートで270円ほどだ。

タイは物価全体が安いので、これだけで日本の米が異常に高いと
いうつもりはないが、日本の米が最近5kgで1700円~2000円ぐらいで
売られていることを考えると、あまりの違いに驚かされる。

もちろん、日本の米はおいしくて、タイの米はまずいと言う人が
いるかもしれないが、それはそれでいいのだ。誰も買わなければ
輸入されない。ただ、それだけのこと。問題なのは最初から
選択肢すら与えられないことだ。


私はタイで米を食べて、まずいと思ったことは一度もない。
要は食文化の違い。タイのチャーハンやタイカレーには
日本の米よりタイの米の方が合うし、必ずしもすべてにおいて
日本の米が勝っていると考えるのは、単なる日本人のおごりで間違っている。

もしタイの米がこんな値段で日本に入ってきたら、私は間違いなく
それを利用した料理が工夫され、日本にも根付くと思う。

私は今回、ラオスを旅したことで、白いままのもち米を主食とする
ことにとても大きな魅力を感じた。ラオスから安いもち米が輸入される
ようになったら、週の半分はもち米にしてもいいと思うぐらいだ。

こんな風に、日本では、本来なら輸入されているべき食品が
不当に高い関税をかけられ排除されている。

また、何でもかんでも日本のものが一番だという、日本人の
おごった考え方もそろそろ辞めるべきだ。世界には日本人の
知らない素晴らしい食材がたくさんある。


そんな食材を食べてみたいとは思わないだろうか?

もちろん、一部の国の食品には安全性の問題が懸念される。
しかし、そのこととTPPとは何の関係もない。
要は、水際での検査を強化し、問題が見つかった国と産物の情報を
分かりやすく公開して、国民は疑問を感じる国の産物は買わなければいい。
ただ、それだけのことだ。売れなければ輸入されなくなる。
そんな単純な話をTPP反対派が国民の不安をあおるために
強調しているだけのことだと思う。

逆に、日本の農業業界もどんどんと海外に進出すればいいのだ。
例えば、米や一部の農産物に関しては、充分に世界で勝負できる
クオリティがある。特に、アジアでは、『北海道』というのは
それだけでも価値のあるブランドなのだ。

以前TVのニュースで、国際見本市か何かの会場でインタビューを受けた
タイのバイヤーが、『北海道』というブランドを冠したものであれば
通常の商品より何割か高く売れるという話をしていた。

アイデア次第で、農業業界にもチャンスは大いにあるはずだ。
工業業界では、小さな町工場でも海外に進出するなどの努力をしている
時代だ。そんな努力もせずに、今までどおりやりたいから、
国民にとっては有益なTPPに反対だというのはおかしな話だ。

実際に、あまり知らない人も多いと思うが、日本の一部の果物は
海外でとても人気があって、高値で取引されている。こういった
成功例をどんどん参考にすればいいのだ。工業業界はそういった
他社の成功例を参考にして発展してきたのだと思う。

以上、長々と書き綴ってきたが、私は北海道の食材を愛している

だからこそ、北海道の農家には力をつけて頑張ってほしい。
TPP参加がきっかけとなって、北海道の食材がもっと世界中に
広まればいいと思うし、北海道の農業が国内外を問わず競争力を持った
強固な産業に育ってくれればと思う。


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