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なまら好きやねん北海道

都会生活にうんざりし、海外生活も経験した関西人が北海道の素晴らしさに感動しながら、その生活ぶりを紹介するブログ

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さようなら原発1000万人 アクション

『さようなら原発1000万人 アクション』というプロジェクトが
進行していることを遅ればせながら昨日知って、さっそく署名した。

坂本龍一氏や大江健三郎氏も呼びかけ人に名を連ねるプロジェクトだ。

7月14日11:10時点の署名者数は7,850,135人で、1000万人まで
もう一息のところまで来ている。

日本の人口が約1億3000万人であることを考えると1000万人と言うのは
ものすごい数字だ。

人口1億3000万の中には子供たちやネットを使わないお年寄りも含まれている。
さらに、私がこの活動を昨日まで知らなかったことを考えると、まだまだ
この活動を知らない人が大勢いて、この活動を知る限られた人の署名だけで
これだけの数字に達しているのだ。

これと並行して、首相官邸前では毎週金曜日に反原発デモが行われており、
毎回数万人もの参加者がいるという。

おとなしい日本国民がここまで行動を起こしている姿は私の世代ではこれまで
一度も見たことがない。

日本の政治はこれまで国民の声を無視し続けてきた。
何か反対運動があっても、デモに参加しているのはごく限られた一部の人たちで
国民の大半の声ではないという態度を通すことが出来たのだろう。

しかし、今回は違う。

今回デモに参加しているのは、紛れもなく世代や主義に囚われない一般の国民なのだ。

現に、大飯原発の再稼働に際してのアンケートで7割以上が反対という結果が
あちこちで出ている中、再稼働に踏み切ったのは完全に国民の声を無視した暴挙だ。

大体、事故後の悲惨な日本の状況の中で、原発再稼働の議論がなされること自体が
間違っている。そんな意味のない議論に時間を使わないで、原発廃止後のエネルギーを
どう確保するか、それに対して国民のどのような協力が必要なのかを議論すべきだ。

ちなみに、今現在の日本で放射能汚染でどれだけの食品に出荷制限がかけられているか
ご存じだろうか?

政府や電力会社からの圧力なのかマスコミの自粛なのかは分からないが、
どうもこういった大切な情報が国民に正確に伝えられていないような気がする。

試しに、『原子力災害対策特別措置法に基づく食品に関する出荷制限』という
検索ワードで検索をしてみるといい。


恐ろしいほどの品目と産地のリストが出てくる。

しかもこれらは偶然に検査で見つかっただけで、大半は検査もされずに
出荷されていると思われる。

私は以前、農家でアルバイトをしていて、毎日集荷場に野菜を降ろしに
行っていたので、農協での通常の野菜の検査がどのようなものかは
ある程度知っている。

例えば、100箱の野菜を持ち込むと検査されるのはせいぜい1~2箱。
残り98~99%がノーチェックで出荷される。そこで、出来のいい畑と
出来が悪い畑の野菜を半分ずつ持ち込む場合、荷を降ろし始めて
どの辺りの箱が検査されるかを農家は経験で知っている。

だから、検査員が近くに居ないときに、出来の悪いものをパレットに
先に降ろして、その上に出来のいいものを積んでしまえば、出来の悪いものが
検査されることはない。

もし放射能検査が同様の方法で行われているとしたら、放射性物質の
たまりやすい落ち葉がたくさん落ちる畑のものを検査されないように
するなどの小細工は十分に可能だと思われる。

しかも、検査するのは農協の職員、つまりは自身も農家である
場合が多いと思う。自分の所属する農協から放射能が検知されると
困る人たちが自ら一所懸命に汚染物質を見つけるべく検査するだろうか?

これらを考えると、このリストに載っているものは危険で、
載っていないものは安全だなどと言えるだろうか?

しかも、福島原発事故が収束しただのという馬鹿げた子供だましの
発言とは裏腹に、放射性物質は食物連鎖の下位のプランクトンから
上位の甲殻類、魚類とどんどんと濃度を増して蓄積されているのだ。

本当に恐ろしいのはこれからで、ただ目に見えないから、パニックが
起きないだけで、これが目に見える色の着いたものであったり、
摂取した直後に発病するようなものであれば、日本国中は大パニックに
陥っているに違いない。

日本はすでに、東北や北関東の原発周辺地域の広大な面積の生産地を
失ってしまった。しかも、おそらくは10年や20年という短い時間の
単位ではもとに戻ることはないと思われる。

例えば今、『これはチェルノブイリ産の牛乳です。数値は基準値以下です』と
言われて出されたら、安心して飲めるだろうか? チェルノブイリはすでに
事故から25年以上も経っているのである。福島の25年後がどうなっているか
大体想像がつくだろう。


これは全て、安全に運転する技術もないのに、一部の人間の利益や
エゴで原発を稼働してきたつけである。。

そういう状況の中で、他の地域で原発を稼働させて、今度は近畿や
東海、中国、九州、北海道といった地方で事故が起きたら
どうなると思うのか?

ただでさえ食料自給率の低い日本で、東北と北関東以外の生産地を
失うということの意味を考えたことがあるだろうか?

最悪の場合、日本人が難民となって、世界中でバラバラとなって
生活をしないといけない日が来るかもしれない。


今現在、原発を抱えている自治体には良く考えてもらいたい。

原発マネーという甘い汁に騙されて、福島がどんな目に遭っているか。

しかも、福島の事故以前は『事故は絶対に起きない』と騙されていたから、
今回の福島は被害者だ。

しかし、次の事故が起きれば、それはもう福島とはわけが違う。

福島という前例がありながら、それから学ぼうとせず、
原発マネーを優先したのだ。

いくら過疎対策だといっても、同情の余地はない。


原発を抱えることで原発マネーがただで入ってくると思ったら
大きな間違いだ。世の中にそんな甘い話はない。

これは投資がらみの甘い話を持ち込まれて、騙されるのと
全く同じだ。騙す側は甘いことしか言わない。騙すためには
事故は絶対に起きないという全く根拠のないことまで言う。

結局、原発マネーと引き換えに原発を抱えるということは
毎日ロシアンルーレットの引き金を引いているのと同じだ。

しかも、弾倉がいくらあって、そこにどれだけ弾が入っているかも
分からないロシアンルーレットの引き金を毎日、いや毎時間
引き続けているのだ。

確率は1000分の1かもしれないし、1個しか弾倉のない銃に
1個の銃弾が入ったものかもしれないのだ。


広島と長崎で原爆を落とされ、放射能問題で苦しみ、
核の平和利用との幻想の下に、今度は自らの手で日本の国土を
汚染してしまった。

それでも、金儲けを優先するのか?

日本国民はそこまで愚かなのか?

原発賛成論者の中には停電で生産活動が停滞し、
給料が払われなくなってもいいのかという人間がいる。

見当違いも甚だしい。

命あってのお金であり、健全な生活環境があっての経済なのだ。

繰り返すが、日本に原発存続などという選択肢はない。
一部の金の亡者のために原発を再稼働させるなどという
ことがないように国民は声を上げないといけない。

この署名はささやかながら、その一歩となるのではないだろうか?

さようなら原発1000万人 アクション
http://sayonara-nukes.org/shomei/shomei_faq/

もしこの活動に賛同するなら、国民を無視した政治家の暴走を止めるためにも、
友人知人にこの活動のことを広めてほしい。

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