なまら好きやねん北海道

都会生活にうんざりし、海外生活も経験した関西人が北海道の素晴らしさに感動しながら、その生活ぶりを紹介するブログ

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

TPPについて思うこと

TPP参加の是非をめぐる議論が大詰めを迎えようとしている。

最初に断わっておくと、私はTPPについて特に詳しい訳でもないし、
仕事の関係で賛成派にも反対派にも属する必要もない。

だからここで書くことは、特別な知識を持たない単なる一人の
日本国民の率直な感想であることをご了承頂きたい。


TPPについては工業製品業界が参加を熱望し、農業団体は断固として
反対している。同じ日本国内でどうしてこのような違いが生まれたのか?

自動車や家電製品などのメーカーはこれまで、世界を相手に切磋琢磨し、
世界のマーケットでも十分に競争力のある製品を開発してきた。

プラザ合意以降、1USD=235円だったのが1日で20円近く下落し、
やがては80円台を割るほどの円高となっても、利益を出せるほど
企業の構造改革や労働の効率化を進めてきた。当然のことながら、
それに対応出来ない企業は淘汰され、対応出来た、力のある企業だけが
生き残った。

それに対して、農業業界はどうか?

色んな形で国に守られ、過保護にされてきた結果、異常なほどの超高率の
関税をかけないと、他国の生産物とは競争すら出来ないのが現状だ。

子供の教育を考えてもすぐに想像がつくと思うが、過保護に育てると
いうことにどれだけの弊害があるかについては疑いの余地がない。
甘やかして水や肥料を与えすぎた野菜は根が伸びずに大きく育たない
ことは農業関係者の方が良く分かっているはずだ。

荒波に揉まれて常に改革を続けてきた工業業界と、過保護に守られ、
昔ながらの非効率なやり方を固持してきた農業業界。
『かわいい子には旅をさせろ』ということわざがあるが、旅をして
たくましくなった工業業界と、箱入りで守られて、過保護にされなければ
生きていく力も失ってしまった農業業界は、まさにこのことわざの
意味するところの具体例だと思う。

改革すること、現状を変えることには大きな体力を必要とする。
また、多くの場合、改革には特定の人間の既得権の放棄を伴い、
何らかの既得権を持った人間が猛烈に反発する。


TVのニュースのインタビューなどで、最近農業は厳しくなったという話を
良く耳にする。しかし、それは、例えば、昔は同じやり方で年間2000万の
収入があったのが、今は1500万とか1000万になってしまった、だから厳しいと
いうような話に私には聞こえて仕方がない。ここで挙げた数字はいい加減なものだが、
私がここで言いたいのは、以前と同じやり方が通用しなくなったから、
厳しくなったとしか私には聞こえないということだ。

もちろん、個別には努力して変革をしている農家も存在することは事実だが、
ほとんどの農家はこの10年、20年、いや50年ほども同じような農業を
続けているものと思われる。

骨身を削り、リストラをして、円高に耐え、海外でも戦える競争力を付け、
TPP参加をチャンスととらえる工業業界と、同程度の努力を農業業界は
してきたのかというと、おそらくはその半分、いや10分の1もしてないのではないか?


米など一部の農産物にかけられている異常なまでの超高率の関税は
日本の食料自給率を守るためだなどという考え方は間違っている。

食料自給率を上げるためには過保護な政策ではなく、農協や流通を含めた
現在の日本の農業のやり方を根本から覆すほどの改革が必要だ。

以前にも書いたことがあるが、私は数シーズンに渡り、長野県の農家で
住み込みのアルバイトをしたことがあり、その農家もそうであったが、
小さな農地が7~8か所もバラバラにあちこちに点在していて非常に効率が悪い。
また、現代の科学の知識を取り入れているとは到底思えない、昔ながらの
やり方にも驚いた。さまざまな意思決定や重要な判断も、全てが勘や
あいまいな過去の記憶に基づくもので、ビジネスとして考えると大いに甘さが
感じられる。

さらに、世襲が基本になっていることも、農業の発展の大きな妨げに
なっていると思われる。

苦労して開墾し立ち上げた一代目とそれを見て育った二代目までは
まだしも、三代目にもなると、一代目のそういった苦労も知らず、
ただ親と同じことをしていれば同様の収入が得られて当然と考えて
しまうのではないか?

世襲の弊害については政界を見れば明らかで、プロ野球界でも、
親が有名選手でその子供も大活躍したという例を私は一つとして知らない。
また、三代目が会社を潰すとも良く言われる。

にもかかわらず、日本の農村では何代にも渡って世襲が続いていて、
法人の新規農業参入を阻止しようとする制度があったり、本当にやる気のある
個人がいても、よそ者には土地を売らないという昔ながらの排他的な考え方が
根付いていて、自らの地位を守ろうとしている。

では、我々、一般消費者の目から見ると、TPPはどうなのか?

私個人としてはTPPには参加すべきだと考えている。

海外に行っていつも感じるのは、食品の豊富さと安さ。

例えばこの写真。

Thai rice


ここに写っているのはタイのスーパーマーケットで売られていた
お米。5kgで109バーツ。当時のレートで270円ほどだ。

タイは物価全体が安いので、これだけで日本の米が異常に高いと
いうつもりはないが、日本の米が最近5kgで1700円~2000円ぐらいで
売られていることを考えると、あまりの違いに驚かされる。

もちろん、日本の米はおいしくて、タイの米はまずいと言う人が
いるかもしれないが、それはそれでいいのだ。誰も買わなければ
輸入されない。ただ、それだけのこと。問題なのは最初から
選択肢すら与えられないことだ。


私はタイで米を食べて、まずいと思ったことは一度もない。
要は食文化の違い。タイのチャーハンやタイカレーには
日本の米よりタイの米の方が合うし、必ずしもすべてにおいて
日本の米が勝っていると考えるのは、単なる日本人のおごりで間違っている。

もしタイの米がこんな値段で日本に入ってきたら、私は間違いなく
それを利用した料理が工夫され、日本にも根付くと思う。

私は今回、ラオスを旅したことで、白いままのもち米を主食とする
ことにとても大きな魅力を感じた。ラオスから安いもち米が輸入される
ようになったら、週の半分はもち米にしてもいいと思うぐらいだ。

こんな風に、日本では、本来なら輸入されているべき食品が
不当に高い関税をかけられ排除されている。

また、何でもかんでも日本のものが一番だという、日本人の
おごった考え方もそろそろ辞めるべきだ。世界には日本人の
知らない素晴らしい食材がたくさんある。


そんな食材を食べてみたいとは思わないだろうか?

もちろん、一部の国の食品には安全性の問題が懸念される。
しかし、そのこととTPPとは何の関係もない。
要は、水際での検査を強化し、問題が見つかった国と産物の情報を
分かりやすく公開して、国民は疑問を感じる国の産物は買わなければいい。
ただ、それだけのことだ。売れなければ輸入されなくなる。
そんな単純な話をTPP反対派が国民の不安をあおるために
強調しているだけのことだと思う。

逆に、日本の農業業界もどんどんと海外に進出すればいいのだ。
例えば、米や一部の農産物に関しては、充分に世界で勝負できる
クオリティがある。特に、アジアでは、『北海道』というのは
それだけでも価値のあるブランドなのだ。

以前TVのニュースで、国際見本市か何かの会場でインタビューを受けた
タイのバイヤーが、『北海道』というブランドを冠したものであれば
通常の商品より何割か高く売れるという話をしていた。

アイデア次第で、農業業界にもチャンスは大いにあるはずだ。
工業業界では、小さな町工場でも海外に進出するなどの努力をしている
時代だ。そんな努力もせずに、今までどおりやりたいから、
国民にとっては有益なTPPに反対だというのはおかしな話だ。

実際に、あまり知らない人も多いと思うが、日本の一部の果物は
海外でとても人気があって、高値で取引されている。こういった
成功例をどんどん参考にすればいいのだ。工業業界はそういった
他社の成功例を参考にして発展してきたのだと思う。

以上、長々と書き綴ってきたが、私は北海道の食材を愛している

だからこそ、北海道の農家には力をつけて頑張ってほしい。
TPP参加がきっかけとなって、北海道の食材がもっと世界中に
広まればいいと思うし、北海道の農業が国内外を問わず競争力を持った
強固な産業に育ってくれればと思う。


人気ブログランキングへ

こちらも応援クリックして頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 北海道情報へ

応援クリックお願いします。
スポンサーサイト

| 農業 | 21:32 | コメントはこちらから:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

長野県南佐久郡川上村

昨日、近くの道の駅で、新鮮なレタスを買った。

それも、スーパーで売られているありきたりの新鮮さではない。
今まさに畑から収穫した、朝露がまだ残っている新鮮さだ。

みずみずしくて、スーパーで手に入るレタスとは
比べ物にならない。

しかし、残念ながら、私は本当においしいレタスの味を
知っている


だからいくら新鮮でも心の底からおいしいとは思えない。

私にその味を教えてくれたのは長野県の川上村だ。

この村は日本でも特殊なところで、実際にそこに住む村人や
実際に体験した人間でないと、彼らの特殊な生活を知る人は
少ないと思うので、ここで紹介しようと思う。

私は川上村で3シーズンの夏を過ごしたが、20年程前の
ことなので多少の事情の変化はあるかもしれないが、
おそらく大きくは変わっていないのではないだろうか。

ここは知る人ぞ知る高原野菜の村。

村民のほとんどが農民で、そうでない人も何らかの形で農業に
関係している人がほとんどだ。

私と川上村の出会いは住み込みアルバイト。

夏前になると関東や関西のアルバイト情報誌には、川上村の
農家からたくさんの求人情報が掲載される。

私もそんな求人誌を見て、川上村へ行った。

都会で生まれ育った私にとって、川上村の自然に囲まれた
環境は素晴らしいものだった。

特に、私が行った梓山という集落は川上村の中でも一番奥にあり、
自然の豊かなところだった。

山から染み出るおいしい湧水が飲めたり、家の横を流れる
小さな側溝に岩魚が泳いでいるというのは新鮮な驚きで、
朝の空気は本当においしかった。

農業というと、後継者不足の問題があったり、放棄地の問題が
あったりと暗い話題が多いが、この村の事情は少し違っている。

ここは海抜1300mほどの高原にあるため、日本の他の地域でレタスなどの
野菜が採れない時期に収穫の最盛期を迎える。

従って、競合産地が少なく、比較的安定した収入が得られやすいのだ。

野菜の卸値というのはびっくりするぐらい変動する。

例えば、一箱10kgのレタス(Lで16個入り)が高い時には3000円も5000円も
するのに、安い時には500円を切ることがある。

しかも、その値段は同じ村内の作物の出来によって決まる。

つまり、大豊作の年は最悪で、値段は底値近辺を推移するので、
多くの農家は赤字となる。


そんな年は農協が先導を取って、大量に野菜を廃棄する。
例えば、100出荷したいとしても、今日はその30%、明日は50%と
需給状況をみながら、強制的に廃棄させられる。

その代わり、農協からは廃棄に対する補償金が支払われるが、
これはもともと農家が日頃から積み立てているもの。

何千、何万という野菜が捨てられる廃棄場所には大量のハエが発生し、
腐敗臭が漂い、おぞましい光景となる。

では、どういう年に野菜の値段が上がるかというと、天候不順で
雨ばかり降って、野菜が生育せず腐ってしまうとき。

私はこの村に来て初めて、野菜というのは値段が安い時の方が
おいしいことを知った。


つまり、値段が異常に高い時に売られているのは、かろうじて腐ることを
のがれた野菜である可能性が高いのだ。しかも、普段は畑に放置して
捨てられるレベルの野菜も高く売れるので箱に詰められる。

逆に、豊作の時はいいものしか箱詰めしないから、質がいいというわけだ。


先ほど、この村は日本でも特殊だと言った。
次はこの話をしよう。

まず、この村で野菜が採れるのは5月からせいぜい10月ぐらいまで。
この半年の間が勝負で、その期間は村民だけの力では作業が出来ず、
毎年県外からも多数の住み込みアルバイトがやってくる。

しかも収穫が始まると、その忙しさはピークを迎える。

1日のスケジュールを紹介すると、こんな感じだ。

朝2時に収穫開始。(家によっては0時に開始するところもある)
当然、畑は真っ暗だから発電機を使って、電気をつけながらの
作業となる。(アルバイトは5時ぐらいからが普通)

8時ぐらいにそれまでに収穫したものを農協へ持っていき、
家で朝食。(忙しい家は畑で)

朝食後は引き続き収穫作業。

12時前に作業を終えて昼食。

昼食後は2時ごろまで昼寝の時間。
暑い昼間は基本的に作業しない。

2時からは植え込みの作業や、収穫があるときには収穫を
5時ぐらいまで行う。

女性が夕食の準備をしている間に男は農薬散布を行う。

夕食後は8時には遅くとも消灯。

村中の電気が消え、真っ暗となる。


つまり8時には真っ暗な村なのに、0時を過ぎると
畑のあちこちで電気がつき始めるのだ。

こうして、夏の間は狂ったように働き、代わりに
冬は基本的に働かない。若い人が周辺のスキー場に
仕事へ行くぐらいのものだ。


しかし、私の知る限り、川上村は農家としては日本で一番
恵まれているのではないかと思う。

理由は競合産地が少ないためだ。

この村の農家の収入は数千万は当たり前で、億を超える家も
あると言う。

私は、お世話になった農家の息子の言葉が今でも
忘れられない。


当時この息子は大学生で、初めて村を出て、農家ではない
サラリーマン家庭の友達が出来たころの話だ。

『大企業の重役になっても、年収が3000万ぐらいしか
ないらしいよ。馬鹿らしくてやってられないな。』


この村で後継者不足の話があまり聞こえてこないのも
頷ける。


最初に、私はここでおいしいレタスの味を知ったと言ったが、
この村のレタスが全ておいしいわけでは決してない。

私がお世話になっていた農家の主人はとても真面目な人で、
一生懸命野菜作りをしていた。

そのご主人が一部の畑で有機栽培をしていて、私が感動したのは
そんな有機栽培のレタスの採れたてを食べた時だ


おいしいレタスはドレッシングすらいらないぐらい、
甘くて味があるのだ。

また、有機と無機のレタスの味の違いもびっくりするぐらい
明白だった。


一度、滞在中に朝採った有機栽培のレタスを東京の友達夫婦の
家に持って行ったことがあったが、彼らもこのレタスの味に
感動し、塩も付けずに丸ごと1個食べてしまった。

しかし、これもここのご主人が真面目だからこそ。

巷で売られている有機栽培というのは怪しいものも多い。

去年まで化学肥料を使っていた畑で今年から有機肥料を使ったからと
言って、有機と言って売られているものもたくさんあると思うが、
実際は有機への切り替えは何年もかかるはず。

また、無機栽培のものを有機といって出荷しても、チェックする
体制がないのも現状だ。

最近、福島原発事故のせいで、放射能汚染が問題になっており、
『市場に出回っているものは安全だと思う』などという馬鹿げた
発言をする人を見かけるが、これは大きな間違いだ。

通常の野菜の出荷でも、100ケース、200ケースと農協に
持ち込んでも、検査されるのは1~2ケースだけ。
しかも、開けたケースのさらに1個か2個だけを、目視で虫食いや
病気の有無がチェックされるだけなので、偶然にそこで問題が
発覚しない限りは、残りは全てノーチェックで市場に出回る。

放射能で汚染された牛肉が流通して問題になっているが、
当然の結果だと思う。

結局、自分の身は自分で守るしかないのだ。

もし今回の牛肉をはじめ、他の食品でも放射能汚染された
食品を食べて発病する問題が起きたら、それを風評被害だと
決めつけ続けてきたマスコミには大いに責任がある。









人気ブログランキングへ
こちらも応援クリックして頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 北海道情報へ

応援クリックお願いします。

| 農業 | 11:45 | コメントはこちらから:5 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

マルチを張ってみた

マルチ

マルチを張ってみた。

O型的な大雑把な張り方には目を瞑ってほしい。
しっかりと性格が現れていると思う。

以前にも書いたとおり、ウチの庭は日当たりが悪い。

家の東側に面しているのだが、朝は林の陰になり、
昼間数時間の日照の後、午後には今度は家の陰になる。

従って、近所の友人宅の日当たりのいい畑と比べると、
作物によっては格段に出来が悪い。

特に顕著なのが日照が必要なトマト。

我が家の庭でもちゃんと実がつくのだが、なかなか
赤くならない。

ここで畑をするのは今年が4回目。

大体、何が出来て何が出来ないかは分かってきた。

良く出来るもの
ズッキーニ、イタリアンパセリ、シソ、ミニトマト、西洋ワサビ、
ローズマリー、タイム、絹さや、千本ネギ、カリフラワー

そこそこ出来るもの
キュウリ、水菜、バジル、サニーレタス

今一出来が悪いもの
茄子、カボチャ、トマト、ピーマン、ニンジン、春菊、ホウレンソウ

全くダメなもの
トウキビ(とうもろこし)、オクラ


マルチの発想はその昔、長野の農家でバイトをした経験によるもの。

長野の農家のおじさんも、白、黒、シルバー、白黒ツートンを使い分けて
悪戦苦闘していた。

私が選んだのはシルバー。

一番の理由は下からの反射で少しでも日光が当たると思ったから。
ただ逆に心配なのは、シルバーの場合、日光を反射してしまうため
地温が上がらないのではないかということ。

暖かい内地なら良いのだが、気温の低い北海道で、これが
どう出るか。

何事も経験が命。

今年はこれで結果を見てみたいと思う。

人気ブログランキングへ

こちらも応援クリックして頂けるとなんまら嬉しいです。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフへ

応援クリックして頂けるとなまら嬉しいです。

| 農業 | 20:08 | コメントはこちらから:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

規格外野菜の販売に思うこと

きゅうり
何年か前の我が家の畑

規格外の野菜が販売され人気が集中しているという。

天候不順で野菜の値段が高騰しているので、当然といえば
当然の結果だと思う。

しかし私はこんなことは野菜が高騰しているからやるのではなく、
規格外の野菜は普段からどんどん販売すべきだと思う。

私はその昔、長野の川上村というレタスの産地で住み込みの
農家アルバイトを3シーズンほどしたことがある。

その時に感じたのが、いかに野菜の選別、サイズ分けに無駄な
労力を使っているかということ。当然、その代償は価格に
上乗せされる形で消費者が支払っている。


もちろん、痛んでいる、虫がついている等の選別はされるべきだが、
サイズ分けがあまりにも煩雑だ。私が覚えているだけでも、
同じレタスで、2L、L、18L、M、S、LA、Bなど、大きさや
形のゆがみによって選り分けられる。

こんなことが必要なのは、日本のように1個いくらとか3個いくらとか
いう売り方をするからだ。


例えば、カナダに居たときは、野菜は基本的にほとんどが量り売りで、
重さでいくらという売られ方をされていた。つまり、同じレタスを
買うのでも、家族の人数が多ければ大きいものを買えばいいし、
私のように一人暮らしなら小さなものを買えばいい。

量り売りのいいところは、必要な量だけ買えること。
米1合、マッシュルーム3個だけだって買えるところだ。
つまり一人暮らしでも無駄が出ないのだ。


もちろん、出荷する側はサイズ分けをする手間もなく、再利用できる
プラスティックのコンテナで出荷すれば、環境にも優しい。

さらに、このサイズ分けの出荷にはもっと大きな弊害がある。

野菜には高く売れる等級というものが存在する。レタスで言うと、
Lが一番高く売れる。従って、生産者はLを作るために、化学肥料や
農薬を使って、味なんて度外視で、見た目だけが美しい野菜を作ろうとする。

だから日本の野菜は無味でおいしくないものが多い。

例えばニンジンがいい例だ。日本の子供たちの嫌いな野菜の代表である
ニンジンは、カナダの子供たちはおやつ代わりに丸ごとかじっていた。
理由は簡単、カナダのニンジンは甘くておいしくて、日本のニンジンは
無味でおいしくないからだ。

私が働いていた農家のおじさんはとても真面目な人で、一生懸命
有機栽培にもチャレンジしていたので、いつも本当においしい
レタスを食べさせてもらっていた。

有機栽培で作られた採りたてのレタスがどれほど甘くて、塩すらかけずに
食べられるものだということを、一体どれだけの日本人が知っているだろう?


日本の農業についてはまだまだ言いたいことがたくさんあるが、
長くなるので、今日はここまでにしておく。

今回のような規格外野菜の販売が、消費者が日本の農業について
もっと真剣に考えるきっかけになればいいと思う。



人気ブログランキングへ

こちらも応援クリックして頂けるとなんまら嬉しいです。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフへ

応援クリックして頂けるとなまら嬉しいです。

| 農業 | 19:57 | コメントはこちらから:6 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |

SEO対策:北海道 SEO対策:生活 SEO対策:北海道弁 SEO対策:雪国 SEO対策:移住
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。